映画『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』⽊下暖⽇&吉澤要⼈ Wインタビュー

特集インタビュー
2025年02月01日 18時01分 更新

“1分間で最強を決める”斬新なコンセプトで、これまでの格闘技の常識を壊して熱烈な支持を受け、社会現象級の盛り上がりを見せてきた格闘技イベント・ブレイキングダウン。その熱量が遂に映画界にまで着火した!

ブレイキングダウンの顔ともいえる格闘家・朝倉未来と起業家・溝口勇児が映画界に挑むにあたって迎えたのは『クローズZERO』で新時代の不良バトルジャンルを開拓した三池崇史監督。「『クローズZERO』を超える映画を作る」を合言葉に誕生した『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』(配給:ギャガ/YOAKE FILM)が、全国公開中!

W主演は、総勢2,000人が参加した厳しいオーディションを突破した映画界の新星で、共に映画初出演となる木下暖日、吉澤要人。濡れ衣で少年院に送られたイクトを木下が、イクトの影響で格闘家を目指すリョーマを吉澤が演じる。更にオーディションで選出されたアップカミングな若手キャスト、加藤小夏、田中美久のフレッシュな女性キャストに加えて、高橋克典、寺島進、篠田麻里子、土屋アンナ、金子ノブアキ等、人気・実力を備えたキャストが集結、ラスボスにはGACKTという豪華布陣が実現!朝倉未来の自伝「路上の伝説」にインスパイアされたオリジナル脚本を手掛けたのは、「金田一少年の事件簿」「神の雫」の原作者・樹林伸。“どんな境遇でも諦めなければ夢は叶う”という熱いメッセージを込めた新たなるバトルが幕を開ける!

今回本作でイクトを演じた【木下暖日】、リョーマを演じた【吉澤要人】をSGS編集部が直撃!出演が決まった時のお気持ちや、撮影中新たに知った仲間の一面、朝倉未来と共演してみて、完成した映像を観て「かっこよかった」と思った部分、三池崇史監督の印象のほか、どんな10代を過ごしていたか、今一番夢中になっていることについてもたっぷりと語ってくれた!
Q. 2,000人が参加したオーディションを突破して今回の役が決まったそうですが、出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

吉澤要人(以下、吉澤):率直に、決まって嬉しかったです。実は、2,000人も受けていたということを撮影終了後に知ったので「そんなに受けていたんだ」と今になって衝撃です。その中から自分を選んでいただいたことに感謝の一言です。

木下暖日(以下、木下):僕も本当に嬉しくて、正直決まった時はホッとしました。僕も2,000人というのは後から知ったので「そんなにいたんだ」とビックリしました。
Q. オーディションの間、自分が最終的に選ばれるなという思いは何%くらいありましたか?

吉澤:100%と言いたいところですが・・・。75%くらいです(笑)。

Q. リアルな数字ですね(笑)。

吉澤:自信がなかったわけではないのですが、やはりライバルもいたので。自分のほうが誰よりも準備してきているという自信はあったので。50%プラス、自信の部分が25%で、75%です(笑)。

Q. 具体的にどんな準備をされたのですか?

吉澤:とにかく台本を読み込むことですね。セリフの言い回しというより、自分がそこに存在している理由というか、なぜ自分がそこにいてそうなったのかをいろいろ考えました。

木下:僕は100%でしたね(笑)。オーディションの最中は緊張していなかったのですが、最後の決まる瞬間の前に1時間ぐらい待っていて、その時に初めて緊張しました。大丈夫かな、みたいな不安がありながらも、選んでもらえて嬉しかったです。Q. 映画の中でたくさんのライバルや仲間が出演されています。撮影中新たに知った、仲間の一面があれば教えてください。

吉澤:暖日は嘘がなくて、僕が思っていた以上に素直な子だと思いました(笑)。撮影中もガラスのような目で見つめられて、実際に映像に映っても感じられるほどの透き通った目でした。それは暖日の素直さと、正直さゆえなんだろうと思いました。

吉祥丸役の久遠親くんはガタイもいいし、目も怖いし(笑)、声も低いし、最初は本当に怖かったのですが、実際は優しくて、めっちゃステキな方でした(笑)。僕は「原因は自分にある。」のメンバーとして活動していて、11月にグループのライブをした際にも久遠くんと暖日がライブを観に来てくれたのですが、誰よりも手を振ってくれていて(笑)、可愛い一面があるなと思いました。イクトとリョーマと吉祥丸、この3人がこのメンバーでよかったなと思いました。

木下:要人くん含めキャストさん全員が、オーディションの時には見られなかった目つきや表情をしていて。熱の入り方が変わっていたので、僕も影響を受けました。皆さんもそれだけ本気なんだと思いました。Q. これまで格闘技やブレイキングダウンにはどれくらい触れてきましたか?

吉澤:格闘技に対しては「すごい仕事だな」とは思っていました。ブレイキングダウンは視聴者の一人として観ていましたし、コロナ禍の時は配信のチケットを買って一日中、全試合観ていました。

Q. 印象に残っている出場者の方や、戦い方などはありますか?

吉澤:飯田将成さんです。すごい方が来たなと思っていたのですが、まさか映画で僕らのコーチになるとは思っていませんでした。撮影中に、ブレイキングダウンに出場している方々とお会いするということで少し不安はあったのですが、飯田さんに会える喜びがすごくて(笑)。飯田さんはめちゃくちゃ優しい方なので、強さゆえの優しさなんだろうなと思いました。

Q. ご本人に会えて感激したのですね。

吉澤:はい。「観てました!」と言ってしまいました(笑)。

木下:僕は格闘技をやっている友達がいて、中学の野球部のみんなで公園に集まってミット打ちをするなど遊びでやっていたのですが、ちゃんと触れたのはこの作品が初めてでした。ブレイキングダウンも映像で観ていたのですが、 初めて生で見させていただいた時は衝撃的でした。画面越しとは全く違う迫力が感じられてすごかったです。

Q. 朝倉未来さんと共演されて、どんな方だと思いましたか。

吉澤:やはりオーラが違うなと思いました。一言で「強い」じゃなくて、実際に人前で格闘技として戦っている人の「強い」はレベルが違うというか。間合いに入ったら 一瞬でやられてしまうんだという恐怖感もあるのですが、ご本人のお人柄で、僕らに対しても気にかけてくださって。少年院で公演してくださるシーンがあるのですが、朝倉さんご自身のお話もしてくださって、サービス精神に溢れている方だなと思いました。

木下:僕はもともと朝倉未来さんが好きで、You Tubeを観て歌がうまいなと思っていたのですが、実際にお会いしてみてオーラというか、何をしても余裕があるというか、強い男だな、かっこいいなと思い、憧れました。Q. お2人の初対面の印象と、撮影を通して変化していった部分について教えてください。

吉澤:初対面は「めちゃめちゃ大きい人がいるな」と。暖日は身長が高いので、見た目だけで勝手に「怖そう」と思っていました。誰も持っていない余裕感があって、まさかあれが暖日にとって初めてのオーディションだったとは思わなかったです。その余裕感が逆にライバルとして怖いというか、どんなものを持ってきているんだろうという恐怖があって。でも実際一緒にやっていると、素直で、嘘がないし、僕のほうが年齢は上ですが、対等に向き合いたいとすごく思いました。

木下:最初は、要人くんは同い年だと思っていたのですが、途中で年上というのを知って、お兄さんなんだと思って。こんなに優しそうな雰囲気をしているのに、リョーマを演じている時にあんな表現の仕方ができるんだと思って。ギャップというか、すごい役作りだなと思いました。Q. 撮影中の思い出を教えてください。

木下:富士宮でロケをした時に、朝早い時間だったのですが、到着して建物の裏に行くと、畑や川があって。そこでみんなでコーヒーを飲んでいると、仲野温くんが音楽を流してくれて、目の前にキジがいて、キジの声を聞きながらリラックスして撮影に向かうということを、5日間くらい毎日やっていました。

吉澤:確かにやっていたね。空き時間が長い時は、遠くのコンビニまでコーヒーを買いに行って、僕らと久遠くん、仲野くんの4人で田舎道をのんびり歩いて、という時間が思い出に残っています。

Q. 何気ない時間を一緒に過ごしていたのですね。完成した映像を観て「あのシーンかっこよかったよ」と思った部分について教えてください。

吉澤:かっこいいと思ったシーン、めちゃめちゃたくさんあったんですよね。どこにしよう(笑)。すごく一瞬のカットなのですが、構えたグローブから見えるイクトの片目がめっちゃかっこよかったです。吉祥丸とリングの上で戦っている時の、攻撃する隙をうかがいながら一瞬「いける!」というあの目がすごくかっこよかったです。

木下:コウスケとリョーマが戦っている時に、コウスケにやられてしまって、過去の記憶が蘇ってきて、リョーマが過去に負けないくらいの勇気を取り戻すのですが「過去を思い出して、もう負けない」みたいに覚悟を決めて立ち上がった時の、リョーマの表情がめちゃめちゃかっこよかったです。

Q. リングのシーンは、アドリブはどれくらいあったのですか?

吉澤:動きはつけていただいたのですが、表情に関しては特になくて。あの中で繰り広げられる表情は、あの場で生まれたものでした。Q. 今回三池崇史監督とは初めましてだったそうですが、三池監督の作品でお2人が好きなものについて教えてください。

吉澤:僕は『初恋』が大好きです。面白いですよね。恋愛要素もあるけど、いい意味での汚さというか、汚れ感がすごく癖になるなと思います。主演の窪田正孝さんにすごく憧れを抱いていて、今回はあそこに近づくための第一歩だったというか。最後に薬物のシーンも出てきますが、ああいうところも含め、バイオレンス要素がやはり三池監督はすごいなと思います。

木下:僕は『テラフォーマーズ』が好きで、1人1人に虫にちなんだ能力や個性があるじゃないですか。ああいう少し変わった設定の作品が好きなので、面白いなと思いました。
Q. 三池監督はコワモテだけど、可愛らしい部分もある方という印象があります。現場ではいかがでしたか?

吉澤:本当にその通りです。最初会った時は怖かったんですけど、最初に笑顔が見えた時は安心感がすごかったですね。意外とたくさん笑う方だなと思いましたし、厳しいところもあるけど、優しいところもある。すべての発言に愛があるというか、愛ゆえの言葉なんだなというのが伝わってきます。人に対してリスペクトを持って、長年このお仕事をされてきている方なんだなと思いますし、かっこいいなと思います。

木下:三池監督は全員のことを信じているし、周りの方々もやはり三池監督を信じていて。そこの一体感があるからスムーズに撮影が進んでいくんだなと思いました。監督は、ボケてくれたりして、合間に笑わせてくれるんですよ。三池監督が笑っている顔を見ると安心します。温かな気持ちになります。
Q. 今回格闘シーンが魅力的だったのですが、格闘技の演技練習、実践練習などはどのくらいされたのでしょうか?また、ブレイキングダウンのメンバーから、格闘技部分での指導はどれくらいありましたか?

吉澤:3週間前くらいから準備をしていたのですが、格闘技の練習自体は日数にしたら1週間ぐらいで、ガッと詰め込んだ感じでした。最後のブレイキングダウンのリングのシーンは、僕なりに体を絞っていて。監督ややべきょうすけさんから「いい感じ」と言っていただいたのですが、朝倉海さんが「あの子めっちゃ仕上がってるじゃん」と言ってくださっていたらしくて(笑)、それを後から聞いてめっちゃ嬉しかったです。

Q. SGSは10代から20代までの原宿系ファッションが好きな女の子たちが読者です。今回、10代の若者たちの姿が描かれますが、ご自身は振り返ってみてどんな10代を過ごしていましたか?

吉澤:夢を見つけて、夢を追いかけ続けた10代だったと思います。「原因は自分にある。」というグループに入って、デビューしたいという思いで、日々がむしゃらにやっていたので、あっという間に過ぎました。

木下:僕はまだ18歳なのですが、10代にしてはなかなか経験できないことを今回経験できたと思います。挑戦しようとしていることに対して、一歩踏み出すことが大切だと思いました。[木下暖日]
ヘアメイク:七絵
スタイリング:小林聖

すべてスタイリスト私物

[吉澤要人]
ヘアメイク:及川美紀
スタイリング:藤長祥平

ジャケット/79,200円(税込)
パンツ/49,500円(税込) (共にフォーサムワン/フォーサムワン フラッグシップストア☎︎03-5708-5838)
その他はスタイリスト私物

Q. イクトとリョーマは格闘技に打ち込んでいますが、ご自身が今一番夢中になっていることについて教えてください。

木下:最近夢中になってハマッているのは、コンビニの一番くじです。フィギュアを集めるのが好きなんです。

Q. 欲しかったものが当たったことはありますか?

木下:めちゃめちゃあります。僕、結構運がいいほうなので、当たっちゃうんですよ(笑)。

吉澤:それでいうと、僕も今一番くじにハマっていて(笑)。好きな食べ物が「さけるチーズ」なのですが、景品にクッションがあるんですよ(※取材は11月中旬)。それを必死で狙っています(笑)。僕はくじ運がなくて、暖日がやったら多分取られちゃうな(笑)。いつか当てたいです。

Q. これまで格闘技に触れてこなかったけれど、お2人のファンだからこの作品を観たい、という読者もいます。読者に向けて見どころを教えてください。

吉澤:格闘シーンはもちろん観てほしいですが、戦うのにはそれぞれ理由があって、プライドもあって。その中で生まれる友情や家族愛など、そういうところにも注目してほしいです。それぞれの登場人物を一人の人間として楽しんでいただけたらと思います。

木下:喧嘩や格闘技のシーン以外にも、アナザーストーリーとして吉祥丸の恋愛や、リョーマの家族との会話も観られます。楽しいシーンやキュンとするシーンもあるので、そういうところにも注目してほしいです。

ありがとうございました。

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[プロフィール]

木下暖日(きのしただんひ)
2006年2月20日生まれ、神奈川県出身。
高校生の頃、野球部の活動中にスカウトされ現事務所に所属。2,000人が参加したオーディションで矢倉往年役に抜擢され、本作が俳優デビューとなる。2024年11月、日本テレビの縦型ショートドラマアプリ「UniReel(ユニリール)」の第一弾企画「最期の授業―生き残った者だけが卒業―」に出演。


吉澤要人(よしざわかなめ)
2003年7月12日生まれ、東京都出身。
ダンスボーカルユニット「原因は自分にある。」のリーダーとして活動する他、俳優として「FAKE MOTION-卓球の王将-」(20/NTV)、「FAKE MOTION-たったひとつの願い-」(21/NTV)にメインキャストとして出演。その他の出演作に「怪談新耳袋 暗黒」(23/BS-TBS)、「around1/4 アラウンド・クォーター」(23/ABC)、「沼オトコと沼落ちオンナのmidnight call 〜寝不足の原因は自分にある。〜」(23/TX)など。映画出演は本作が初となる。
「家政婦クロミは腐った家族を許さない」(テレビ東京)が 1月11日(土)より放送中。予告
Q. 2,000人が参加したオーディションを突破して今回…
Q. オーディションの間、自分が最終的に選ばれるなと…
Q. 映画の中でたくさんのライバルや仲間が出演されて…
Q. これまで格闘技やブレイキングダウンにはどれくら…
Q. お2人の初対面の印象と、撮影を通して変化してい…
Q. 撮影中の思い出を教えてください。木下:富士宮で…
Q. 今回三池崇史監督とは初めましてだったそうですが…
Q. 三池監督はコワモテだけど、可愛らしい部分もある…
Q. 今回格闘シーンが魅力的だったのですが、格闘技の…
[木下暖日]ヘアメイク:七絵スタイリング:小林聖す…
予告
映画概要
【BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~】
全国公開中
⽊下暖⽇ 吉澤要⼈
篠⽥⿇⾥⼦ ⼟屋アンナ 久遠 親 やべきょうすけ ⼀ノ瀬ワタル
加藤⼩夏 仲野 温 カルマ 中⼭翔貴 せーや 真⽥理希 ⼤平修蔵 ⽥中美久
⾦⼦ノブアキ 寺島 進
⾼橋克典 GACKT
監督:三池崇史
原作・脚本:樹林伸
音楽:遠藤浩二
エグゼクティブプロデューサー:朝倉未来 溝口勇児
製作:YOAKE FILM BACKSTAGE
制作プロダクション:OLM
制作協力:楽映舎
配給:ギャガ / YOAKE FILM

公式サイト:映画『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』
公式X:@yoakef_jp
公式Instagram: @yoakef_jp
公式TikTok: @yoakef_jp
公式YouTube: 映画『BLUE FIGHT』公式

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